今日は高校二年生と三年生の化学の授業をします。新しい生徒を迎え,心機一転です。
私は生徒に理系教科の指導をしています。たくさんの知識を話さなければならないことがあります。その時に気を付けていることを紹介したいと思います。
「一理三例」という言葉があります。一つの理屈を説明するときは三つくらいの例をあげないと本当に理解してもらえない。表面的な理解で終わらないように,段階的に話を複雑にしながら例を示していけば生徒たちは物事を理解しやすい,ということです。
ただ問題を解くだけでは表面しか見えません。いや,何か問題があるということしか見えません。私たちは1つの題材を通して生徒たちにいろいろなことを学んでほしいと思います。一つの出会いを成長のきっかけにしてほしいと思っています。出会う問題はそれだけ大事なのです。最高の問題を紹介するにはそれなりの「審美眼」が必要です。残念ながらそれを持ち合わせていない指導者の方に出会ってしまうと,あなたの成長の機会を逃してしまうことがあります。
もちろん,私もまだまだ修行途上の身です。完璧になるということはないでしょう。最大値をとるのは人生終焉のときだと思います。その時まで教壇に立っているのでしょうか…。亡くなる前の日まで教壇に立っていた先生がK塾にいらしたことは存じていますが…。
高校三年生は,酸と塩基の問題や酸化還元の問題を簡単なモデルを用いて深いところまで突っ込んでお話します。おおむね、化学反応の約半数を理解できるくらいの話になると思います。
高校二年生は「反応速度」の話をします。反応の前と後のことはある程度知っているのですが,その「途中」に注目することは前の単元である「熱化学」が初めてでした。「熱化学」「反応速度」「化学平衡」の三単元では,反応途中の物質の動きを考察していきます。これも簡単なモデルを駆使して「エントロピー」を理解したうえでかなりのところまでお話します。生徒の理解具合によっては,反応が実際にどれだけ起こるかを予想する道具についてもお話しようと思っています。
楽しみにしてくれる人を後悔させません。是非一度体験授業に来てみてください。英語と化学はONゼミナールのキラーコンテンツです。数学も津では最強の教材ですよ!大きな予備校とは密度が違います。しんどいけれど。
それでは,教室でお待ちしています!